式場選びのポイント第2回
駐車場がしっかり完備されていること
駐車場のスペースはとても大切です。
家族や親戚のみで葬儀をしたとしても、車が何台になるかは分かりません。
家族葬だとしても、一般の方やご友人の方が必ずしもお参りに来ないとは言い切れません。
何が起きるか分からないのが通夜・葬儀です。
駐車場には、家族・親戚の車の他にも、出棺の際に必要な霊柩車・マイクロバスなどの駐車スペースも必要になります。
最低でも、10~15台の駐車スペースがある会館・式場を必ず選びましょう!
駐車場の広さの違いで葬儀代金は変ってきませんので、駐車場が広い事に越したことはありません。
メインホールの広さ(式典を行う場所)
家族葬だから式場は狭くても大丈夫は間違いです!
家族葬に適した式場の広さは、20~30人が必ず入れる式場を選びましょう。
今般の新型コロナウイルス感染防止対策の一つである、ソーシャルディスタンスを守る為にも、
式場の席の間隔をとることが大切です。
たとえ10人での家族葬だったとしても、3密を避けるためにも式場が広いことに越したことはありません。
(例)〇
家族・親戚合わせて10人での家族葬の場合
家族・親戚合わせて20人がゆったりと席に座れる式場を必ず選びましょう。
(例)〇
家族・親戚合わせて20人での家族葬の場合
家族・親戚合わせて30人がゆったりと席に座れる式場を必ず選びましょう。
(例)✖
家族・親戚合わせて15人での家族葬で、20人分の席しか用意できない式場を選んでしまった。
当初、家族と親戚のみで通夜・葬儀を行うつもりだったが、会社関係を代表して3名・
近所の方を含め友人の方が7名お越しになられた際、どうしますか?
こんな事は絶対に無い!とは絶対に言い切れません。
なので、式場は少し広いぐらいの式場を必ず選びましょう。
式場の広さによって葬儀代金(会館使用料)が変わる葬儀社には注意しましょう!!
宿泊施設について ポイント!!
通夜式が終わって、食事(通夜振る舞い)をとっていただく場所や、
お休みいただく控室がどこにあるのか、
どのような間取りになっているのかが大切になります。
食事をする空間、お休みいただく空間に”故人の柩があること”
(例)✖
・食事場所が別の場所にある
通夜式を終えて、柩を祭壇前に安置したまま食事をとらなければいけません。
※通夜式(夜伽)は故人を偲ぶ時間です。
食事の時も一緒にいましょう。
(例)✖
・お休みいただく場所が別の場所にある
昔とは違い、現代では夜通し線香とロウソクの火のお守りをする慣習はなくなってきています。
巻線香や電気ロウソクなどを用いて、遺族の負担をできるだけ軽減する為です。
ただ、できるだけ柩のある場所でお休みいただければと思います。
(例)〇
親族控室と食事スペース、お柩を安置する場所が一つになっている。
・1階が式場で2階が親族控室の場合は、お柩を必ず2階に上げてもらいましょう。
式場見学の際には、通夜式が終わってからの柩の安置場所について必ず確認して下さい。
最後に家族葬の裏話
家族葬専用ホールはほとんどの葬儀会館に設備されています。
タイミングによっては、先に家族葬ホールの利用があり、
家族葬ホールが空くの待たなければいけない場合があります。
そんな時、家族葬ホールではない、大きい式場に誘導されることがあるそうです。
葬儀代金が変わらなければいいのですが、変わることの方が多いようです。
注意しましょう!!
日にちを伸ばす事ができない場合は仕方ありませんが、
日にちを伸ばす事ができる場合は、家族葬ホールが利用できるまで故人を安置する場所が大切になります。
ご自宅で安置が可能な場合はご自宅をお勧めいたします。
自宅安置の場合は安置料金・安置室利用料金がかかってきません。
自宅での安置が難しい場合は、会館の霊安室を利用します。
葬儀社によっては、霊安室の施設が無い場合もあります。
必ず霊安室を完備している会館・式場を選びましょう。
霊安室の使用料金の目安は1日¥10,000~¥20,000が適正価格です。