生前整理
生前準備とは、元気なうちに老後や死後について考え、事前に準備しておくことです。
最近では「あとに残る者に迷惑をかけたくない」「自分らしい葬儀をしてほしい」と考えられることが多く、決して後ろ向きな考えではありません。大切なご家族の幸せのために、自分らしい最後を迎える集大成の演出として生前準備を行う方が増えています。
法定相続人の確認
相続人とは財産を相続する人を指し、被相続人とは相続財産を遺した故人の事を指します。
予め相続人になる人を決めておき誰が財産を受け継ぐのかを把握し決めておくことで、親族同士のトラブルを避けることができます。また民法で定められた相続人には自分の配偶者・子供・親・兄弟の順で相続権が移行し、血縁上の近親者から順に決められています。
財産目録の作成
財産は不動産や現金、預貯金、有価証券、貴金属などさまざまな形があります。それらの財産を一覧にまとめたものを財産目録と言います。リストアップするだけでも相続税の申告の要否の判断、相続税の納付額の判断、相続対象財産の明確化に役立ちます。財産目録は法律上の作成義務はありませんが、残された相続人にとっては手続きをスムーズに進める事ができるので、作成する事をおすすめします。
遺産分割方法の検討
自分が誰に何を相続させたいかを考えることです。遺産分割の方法については大きく分けて「現物分割」「代償分割」「換価分割」「共有分割」などがありますが、必ずしもこれらの方法が採られるわけではありません。
いくつかの方法を組み合わせたり長所や短所を考慮し事案の実情にあった方法を選択することが可能です。後々、正式に遺言書を作成する際に役立ちます。
相続税対策
被相続人から相続を受け継ぐ場合にも、総合的な金額によっては相続税がかかります。
相続税は亡くなった時点の財産額に応じて課税されますので、遺産がたくさんある人程残された遺族の負担が大きくなりますが、生前に対策を行うことで大幅に節税できるのも相続税の特徴です。
ただし無条件に節税ができるわけではありませんので、残された相続人に有利になるよう事前に専門家へ相談する事が大切です。
遺言書の作成
遺言書は残されたご家族や大切な人たちの幸せのために送る最後の大切なメッセージです。
自分が亡くなった後も、自分の遺産を大事に使ってもらいたい、親族同士で揉めてほしくない。そんな想いから遺言書を作成する人が増えています。遺言書には、自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類がありますが、それぞれに特徴や効力、作成方法が異なりますので、しっかりと目的に合わせた遺言書を作成することが重要です。
まとめ
上記でご紹介した内容の他にも、自分の葬儀でしてほしいことや、どんな葬儀にしたいか、どこで葬儀をし、お墓はどうしたいかなど、最後まで自分らしい見送られ方を考えることも大切です。
残された大切な人たちのために、自分の人生最後の晴れ舞台のために、ご家族や大切な人と話しをしながら準備をしてみてはいかがでしょうか。
葬儀相談
事前相談員が、お客様が希望するお葬式をひとつひとつ丁寧にプランニングいたします。
お客様が葬儀で不安に思うことや分からないことを事前にご説明することで、もしも の時に慌てずに葬儀を進めることができます。
葬儀費用や事前に準備しておくこと、葬儀の流れなどを詳しくご説明させていただいております。
事前相談へ行く前に、具体的な参列者の人数や葬儀の形など、相談の内容を考えておくことをお勧めします。
また、他社との比較ができるように必ず見積明細書を作成してもらいましょう。
来店相談を希望の方は、事前に予約をお願いいたします。
訪問相談
ご自宅での事前相談も賜りますので、お気軽にお問い合わせ下さい。葬儀会員( 積立金のご相談 )や法要・お仏壇 / お墓などのご相談も承ります。訪問相談をご希望の場合は事前に予約が必要です。
電話相談
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